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問題分析ゼミナール(3年生)紹介[鈴木 健人]

明治大学情報コミュニケーション学部 分析ゼミナール(3年生)紹介
鈴木 健人 教授
(主要担当科目)国際関係論

≪学生へのメッセージ≫

 このゼミでは国際関係に関して歴史的研究や現状分析をしながら学生同士で意見をぶつけ合い、さらに深い理解に到達するよう訓練をしていきます。個人やグループで選んだテーマで研究を進めて発表してもらい、それをゼミ全体で議論します。さらにその議論を参考にして、個人またはグループでレポートを作成し提出してもらいます。
■研究テーマ
平和で安定した国際社会を作るには?-現在の複雑な国際関係を分析し,平和で安定した国際社会の確立のために,日本がどのように貢献できるかを考える。現実主義や構成主義などの国際政治理論を検証するだけでなく,現在実際に起こりつつある事象について,事実の把握と理解という基本的な態度に立ちつつ,世界の政治を解明するように努める。特に具体的なテーマは定めず,学生諸君の興味と関心に基づいて,国際関係全般について広く研究の対象とする。 
■研究内容
 現在の国際社会は,冷戦直後に感じられた平和で繁栄した社会の確立という期待を,もはや持つことができなくなっている。北朝鮮の核兵器保有問題,中国の台頭,英国のEU離脱,ロシアや中国によるサイーバー攻撃など,不安定な要因を多く抱えている。自由と民主主義の盟主たるべきアメリカ合衆国ではポピュリズムの台頭が著しく,また相対的な影響力の低下とともに,米国主導の国際秩序が動揺を見せている。こうした中で日本はどのようにすれば経済を再活性化し,自国の安全を確保しながら平和で繁栄した国際社会の確立に向けて貢献できるであろうか。国内では共和主義にもとづく民主政治や言論の自由をさらに発展させて,政治を展開していく必要がある。グローバル・コモンズとしての海洋自由の原則を保持しながら,海陸空だけでなくサイーバー空間における安全を考える必要が出てきている。こうした中で,国民の共有するアイデンティティである平和主義をどのように維持していくのか。あるいは日本は新しい国家アイデンティティを必要としているのだろうか。19世紀や20世紀の歴史も踏まえながら,未来への展望を探りたい。このような問題意識に基づいて,学生諸君が自由に研究テーマを設定し,相互に議論しながら国際社会の諸問題に対する理解を深めていく。3年次の研究を踏まえて,卒業論文につなげていく。 
その他(学生へのアドバイス)
国際関係に強い関心を持ち,意欲のある学生を歓迎する。